自然と患者から情報を引き出すコツ

患者がどのような生活を送っていたか、どのような家庭環境だったのか、どんな職歴でどんな趣味を持っているかなど、一見すると治療には関係ないような情報であっても、適切な医療サービスを提供には重要なものだったりする。

例えばアレルギーがあるかどうか、どのような薬を普段飲んでいるかを知らずに治療をしてしまうことは大変危険であり、最悪の場合、命に関わる事態になることもある。また、病気や怪我の治療をする場合でも、家庭環境や経済状況に合わせて治療方針を決定しなければならない。

しかし、この情報収集は、なかなか新人看護師にとっては難しいものといえる。診療記録の内容は簡単に収集できるかもしれないが、もっと細かい原因を知るには、患者とのコミュニケーションを図る必要が出てくる。情報を引き出すためには、当然信頼が必要となる。実際、せっかく患者と話をする機会があっても、上辺だけの雑談しかできず、肝心のことが聞けずに苦戦する人もいる。

患者から上手く情報を引き出すコツは、「自分が知っておくべき情報はなにか」を整理することだ。なんでもかんでも情報を集めてメモしても、必要とされる内容がなければ意味がない。申し送りの時に、周りがどのような情報を伝えているかを意識して聞き、上手な先輩からアドバイスをもらうのもおすすめだ。それらを参考に、患者の状況に合わせて必要な情報が何かを整理し、コミュニケーションを取るようにしよう。加えて情報収集の際、主観的な情報を含めないことも、大切なポイントだ。